SOAR SOUND 本店 / ソアーサウンド

老舗の電子部品製造会社である土佐電子が製作するコンパクトエフェクター。

原音を忠実に雑味の無い歪成分をブーストして行くことが出来るオーバードライブ / ブースター。
クリーンブーストからドライブサウンド、ディストーションサウンドまで幅広く対応。
高音の周波数をよりブーストする様に設計している為、
バンドアンサンブルでも埋もれないサウンドが欲しい方、
ここぞと言う所でいわゆる抜けるサウンドが欲しい方にマッチするエフェクター。
本機は、ツマミのバランスで音が変化していきます。それぞれが干渉しあい、相対的に変化していきます。

VOL　音量の調整
GAIN　歪みの調整
FILTER　低音域の調節

電源　2.1mm センターマイナス9V のみ
サイズ　D 114.5mm x W 72mm x H 49mm (MAX)
重量　約 300g

・電源はDC9V（消費電流2mA）でご利用ください。9V以外では故障する恐れがあります。
・電池での駆動はできません。DCアダプターをご利用ください。
・スイッチング時にポップノイズが発生致しますが、数回踏むことで軽減されます。
・鏡面仕上げの特性上、使用に支障の無い外観上の筐体の擦れ・傷・曇りが認識しすくなっています。予めご了承ください。
・裏蓋のネジがシールで封印されています。シールを剥がして裏蓋を取り外した場合はメーカー保証対象外となります。

TOSADENSHIは、エレクトロニクス製造、移動ロボットメーカーとして、電子基板、メカニック、ソフトウェアの自社開発及び自社製造による プロ集団としてのMade in Japanの最高品質をお約束します。創業40年。基板製造を行なってきた安心の回路設計・半田技術の実績と、ロボット開発で 実績のある加工技術を組み合わせ、音響関係製品(エフェクター(Effector)・オーバードライブ・クリーンブースター・ディストーション)の開発もスタートいたしました。

Glittercity トランスピアレント系ディストーションの極北

今回紹介させていただきますのは、土佐電子様が誇るトランスピアレント系ディストーションの傑作、Glittercityです。

このディストーションの最大の特徴は、その音の明瞭さと立体感を兼ねそろえていながら、フィルターノブでローの質感を調整することができるため他のディストーションに比べてあらゆるジャンルに圧倒的な守備範囲を誇るところでしょう。

低ゲイン帯ではしっかりとした歯切れのよいサウンドから、フィルターによりローを強めに押し出した甘いブルーストーンまでカバーすることができるほか、ゲインノブをほぼ絞り切って使うことにより、ゲイン・クリーンブースターのように動作させることも可能です。

一般的なODやブースターの多くはトーンノブによる高音域の調整ノブとなっておりますが、GlitterCityはフィルターノブにより低音域の質感を変化させることができるため、元々のカリッとした明瞭な持ち味をいかしたトレブルブースター的な使用法でMarshall等をプッシュした往年のロックサウンドやフィルターノブにより低域を押し出し、ギターのトーンを絞ることで、より芳醇なJAZZトーンを作り出すことも可能です。

個人的なインプレッションとなりますが、GlitterCityそのものは明瞭かつ高解像度ゆえ、モダンな部類に分類されるディストーションだと思いますが、
後段のアンプやペダルとの組み合わせ次第で、その特性によってオールドスクールロックからモダンなPOPSまでカバーできるところが最大の魅力だと思います。

ミドル以上のゲイン帯でもその音の立体感は圧倒的で、音は消して潰れてしまうことがなく、しっかりと歪んだサウンドでも粒立ちの良いアルペジオを明瞭に奏でることができます。

またVOL操作への追従性も非常によく、ギター自体のピックアップの出力にもよりますが、ある程度しっかりと歪ませた状態からクリーンサウンドへと
変化させることも可能です。

また、VOL操作によってゲインを落としてしまうと、途端に音が籠りがちになってしまうディストーションも多いですが、GLITTER CITYは適度な明瞭さを維持したままゲインが落ちてくれるため、ゲインを高めに設定しておき、VOLを7あたりでバッキング音にセットしておき、リード時にVOLを最大にすることで一気に明瞭なリードトーンへ変化させる等、使い方のバリエーションも非常に多彩なペダルとなっております。

ハイゲイン帯でも、音が潰れることなく明瞭なリフを奏でることができる為、80年代的なハードロックトーンの他、フィルターノブによる低音の押し出しによって90年代以降のヘヴィサウンドにも対応することができます。

また、先程はGlitter cityをブースターのように使用する方法をご紹介させていただきましたが、ハイゲイン帯での使用の場合、TS9やOD-１といった定番のODで
グリッターシティをブーストしてあげるのもお勧めです。

フィルターノブの設定により、ギターインストにもぴったりな明瞭感を保ったまま適度な甘さを備えたリードトーンを作り上げることもできます。